確認グリッド(低信頼セルだけ人が見る)

AI が自信のないセルだけ黄色で示します。全部を見直す代わりに、数分の確認で済みます。

帳票詳細の確認グリッド。低信頼セルが黄色でハイライトされている
確認グリッド。低信頼セルは黄色 + ⚠ + ツールチップの 3 重表現で示されます。

解決する課題

AI-OCR の結果は結局すべて目視で検算している
どこが合っていてどこが怪しいのか分からないため、「AI に任せた」はずが全件チェックになり、手入力と工数が変わりません。
読めなかった箇所が黙って空欄・ゼロで通ってしまう
欠落に気づかないまま出力され、締めのあとで数字が合わないことが分かる、が最悪のパターンです。
同時に触ると上書きが起きる
複数人で確認していると、あとから保存した人の内容で前の修正が消えます。

確認すべきセルだけが目立ちます

抽出結果はセル単位で信頼度を持ちます。信頼度が基準(既定 0.8)を下回ったセルは、黄色のハイライトに加えて ⚠ の記号と、なぜ低いかを示すツールチップの 3 つで示されます。色だけに頼らないので、色覚特性や白黒印刷でも見落としません。担当者の仕事は「全件を検算する」から「印のついたセルを確認する」に変わります。

元のファイルと同じ見た目のまま直せます

入稿ファイルの中身は、列レター(A・B・C…)と行番号のついたスプレッドシート型のグリッドで表示されます。元の帳票と見比べながら該当セルをその場で直せるので、「どの行のことか」を探す時間がかかりません。原本ファイルはいつでもダウンロードでき、メール取込の場合は取込元のメールも辿れます。

読めなかったことを黙って隠しません

抽出処理には自己診断のゲートがあります。読み取りに失敗した箇所、連番から作られた疑いのあるキー、行の種別(明細行・小計行・見出し行)の判定根拠などを記録し、疑わしいものは要確認として人の目に載せます。手書きが混ざる FAX スキャンでは、手書き由来のセルに ✍ のバッジが付きます。行の種別を人が直すこともでき、直した内容は判断の根拠として保存されます。

確定するまで出力できません

低信頼セルが未確認のまま残っている帳票は、エクスポートできない仕組みです。人の確認を必ず経由させることで、AI の確率的な誤りがそのまま自社の集計表へ流れ込むことを構造的に防ぎます。保存は楽観ロックで、他の人が先に更新していた場合はその場で知らせます。

構造そのものが怪しい帳票は、行ごとに止めます

読みにくいのはセルだけとは限りません。縦横に商品と日付が交差するマトリクス型の表、1 ページに複数の伝票が並ぶ様式、階層になった内訳書のような帳票は、そもそも「どの行が明細か」の解釈が割れます。こうした構造は自動で決めつけず、検出した時点で要確認として提示し、人が意図した解釈を選んでから先へ進みます。

直した結果は次に活きます

列の対応づけを 1 回直すと、その内容は取引先ごとの設定として保存され、同じ取引先の次の帳票から自動で適用されます。確認の作業は、使い始めがいちばん多く、月を重ねるごとに減っていきます。何をどう直したかの履歴も残るため、複数人で運用していても判断がばらつきません。

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